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《愛撫の先に…②》
第7章 迷い…想い…
泣いてももの思いに落ち込もうとも占い後に昼を食べて8時間経った今となればお腹も減る、パスタのいい匂いにお腹が空いていた事に気がつき彼女はパスタを食べ始める。

結城は奈々美のそんな様子に安堵し烏龍茶を飲みクラッカーを口にしテレビをつけた。

『あの烏龍茶なんて…ワインじゃなく?』
変な質問のようだが彼女は聞いたのはいつもワインを飲む事が多いから不思議に思うからだ。

『0時過ぎてからだと烏龍茶にしている、クラッカーもそう』
ありあわせ野菜のサラダを口にする。

『あたしのせいでシフトおかしくなっちゃったの?…ごめんなさい…それにパスタまで…』
パスタを飲み込んでから言う奈々美。

『…ん、まぁ俺らしくなく休憩時間を延長した形になって仕事場を留守にし社員に迷惑をかけた事にかわりない』
烏龍茶を飲む。

『あたしのせい…?どうやって償えば…あの…謝るしか出来ない…結城さんにもその社員の人にも申し訳なくて…』
再び涙目になる奈々美。

『この時間だとテレビショッピングばかり、ユーチューブでも』
結城はリモコンを手に画面を変える。

『あたしは…』
精神的に今何も耳に入らないという言葉を我慢する。

『テレビより音楽…?』
彼はテレビを消しヒーリング感のある曲をアーレクサに呼びかけると、パソコンよりも小さめなアーレクサから暗くない店でかかるお洒落な曲が流れる。

空になった皿を持ち立つ奈々美を制して結城が台所に持っていき洗い始めるのを彼女はいたたまれない気持ちでみていた。

後ろを振り向く彼が彼女に寝るように促す。

再び着信がなり手を拭きスマホを開く結城をベッドに座る奈々美はじっとみる。

それを削除し気がついたかのように彼は翔子のメールを開いたようでふっと笑う。

翔子さんのに気がついたんだと思うの、だって画面みて笑ったもん…
心が苦しい…
この笑い顔を見たくなかった…
今すぐここから消えてしまいたい…
あたしは何故結城さんのベッドに座っているの?

すっと立つ奈々美、それに気がつきスマホを置いて彼女を見やる結城。

『トイレなら言わずとも知っていますね、………それとも…何処に行く?』
彼は彼女の表情の中にある気持ちから察したようだ。

『助けていただいてありがとうございます、だけどあたしはここに居られない…だから……』
出ていく、という言葉が言えない程に涙ぐんでいた。
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