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《愛撫の先に…②》
第8章 愛撫の先に…
『俺が急いでいるように見えませんか?予言もお断りですから』
相沢を振り切るように走る結城。

『結城さぁ恥かかせないでよっ!ムカつくっ!あっ、会いに行けばいんじゃないっスイートタイムにさ部屋あるでしょセックス部屋』
名案だとでもいうかのように相沢が悪たくみするような顔をする。

セックス部屋…?
人聞きの悪い…
スイートタイムの雰囲気が下がる事だけは御免だ…

陽子の車の手前ギリギリで奈々美を掴まえる結城に陽子はニヤニヤする。
陽子は奈々美と結城を応援しているからだ。

『帰りますよ、奈々美』
手を掴み肩に彼女を担いで陽子に会釈をする結城。

『良い男ね〜、あたしも遥斗に担がれたい、バイバイ奈々美、いい感じ』
結城にはこんにちはと言い手をあげニヤニヤと笑い、親友には手を振った。

『陽子笑ってないで助けて…さらわれる…』
バッグを掴んだ手は振り落とされないよう彼の背中にしがみつく。

どうしよう、会社みんなの前でさらし者に…
明日から恥ずかしくて会社に来れない〜…
酷い、結城さんっ!

『離して、おろして…さらし者なんてやだ…』
周りが見れない、アスファルトの地面が歩幅で揺れる。

『しっかり掴まっていないと落ちますよ』
意地悪そうにクスッと笑う。

『なんで江崎なの?地味でつまんない奴じゃん、恥かかせないでよっ!』
相沢がついてくる。

『車の後部座席にはたくさんの荷物が乗せてあります、あんたの乗るスペース等ないのでついてこられても困ります』
本当は後部座席は空いているのだがね…

『結城っ!』
イライラして手を握りしめ怒りで赤い顔。

『スイートタイムのお客様ではないので少し乱暴な喋り理解願いたい、俺は今日から予言はしないっ!サイトにもそう載せておきます、違う男性を追いかけたまえ』
きっぱりと言いきったのかスッキリした顔つきだ。

『周りが許さないから、予言はするべきよ』
歩きながら食い下がる相沢。



『俺は今日限り予言はしない!守るべきものを守る為に…彼女が泣かない為に…』
さらにきっぱりと言いきった。

周りの社員らは残念そうにざわめいた。
相沢は認めてはいない。

『よく言った、さすが結城啓輔っ!だけどもう少し早く言ってくれたら奈々美も泣かずにいられたのに』
陽子が嬉しそうに2人に手を振っていた。
そのセリフは周りのざわめきにかきけされて…ー




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