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《愛撫の先に…②》
第8章 愛撫の先に…
『わけわかんない、陽子』
首をかしげる奈々美、手にしていた下着を荷物の上に置く。

『スカーフといい今日1日相沢や高瀬らからボロカス言われたもんね〜、周りからジロジロみられてたし仕方ないか…教えてあげる』
彼女は嬉しそうにサイトの文章を読みあげた。



【皆様へ】
【私結城啓輔は本日をもって予言というサービスを終了させていただきます】
【予言に使用していた部屋はそれによりなくなるものとします】
【お客様の希望により他での予言場所での予言も停止します】
【尚スイートタイムの宿泊は通常どうり利用をお待ちしており別サイトにて予約を従業員一同心よりお待ちしております】
【予言苦情等一切受け付けておりません】


笑いながら陽子がそれを読んでいくのはパソコンを見ながらによるものだ。

『嬉しいでしょ?奈々美』
パソコンを閉じる音がして遥斗の声も聞こえる。

『嬉しいって何?あの部屋はそれによりなくなるってどういう…』
彼女は隣の2007の部屋、またはスイートタイムがなくなるのかと考えを巡らせるがまとまらない。

『鍵でもかけるんじゃない?良かったじゃない、予言予言ってうるさい相沢の悔しがる顔想像すると笑えるのよ、かっこいいわ有言実行で頭良くて』
遥斗への返事を小さくしている陽子。

『このスイートタイムは?』
まだ答えが見つからない。

『バカね、何処に居ても奈々美が居ればいいって事じゃない、結城啓輔さんは男を決めたのよ、うぅん素敵ぃ…遥斗ひがまないの、あたし結城啓輔さんのファンってだけで遥斗が1番愛してるから……奈々美切るね、また明日』
ぷつっと切れた電話。

陽子、遥斗くんと居るんだ…
幸せそう…

スイートタイムなくなっちゃうの?
結城さん大切にしていたじゃない…

考えてもわからないので奈々美はカットバンを剥がしバスルームのドアを開けた。

裸になり温度調節をし体を洗う前に頭から足先までシャワーのお湯を浴びる。

痛っ…
レイプされた箇所がまだ…

かすかにキイ、バタン、カチャという音は彼女には聞こえなかったらしい。
脱衣場からのドアがカチャと開き彼女はさすがに気づいてたじろぐ。

誰…?
一瞬たまごホリックの顔が浮かび彼女は目を閉じ首を振る。

『もうお風呂は済ませたものだと思っていた、奈々美』
その声の主がシャワーフックをとり彼女にかけてやる。

結城さん……?
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