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《愛撫の先に…②》
第9章 処方箋
結局寝付いたのは夜中2時をまわっていて朝7時に結城に起こされるまで奈々美は寝ていた。
『………眠い…もう少し寝かせて…夜中になんで電気つけるの?』
彼女は照明の眩しさにかけ布団を頭までたぐり寄せた。
寝た時刻が遅かった為に感覚的に夜中の2時3時だと勘違いしているらしい。
『休みなんですか?仕事だと思いますけど…眠いならもっと早く寝るべきだと俺は思いますが…』
ため息をつきながらかけ布団を掴む結城は髪は寝グセもなくワイシャツにネクタイ、その上からエプロンをつけいつものように6時には起きていて朝食をつくり済ませ奈々美を起こしている。
『……仕事…いい匂い、今朝なの?』
かけ布団をとられた奈々美はボサボサの髪で眠そうではあるが目をあけ起き上がる。
『食べて支度をしたなら俺が送って行きますから』
テーブルにトーストしバターを塗った食パンにコンソメスープ、野菜サラダ、ヨーグルトを置いていく結城は今更ながらレストランのホールでもやっていたかのように動作がスムーズだ。
奈々美が支度をしている間に彼女の食べた食器を洗いエプロンからスーツの上着を着て髪の乱れがないかをみている。
アサヒコーポレーションには7時50分に着いて彼女は送ってもらった結城の車をチラッとみて会社の中へと歩き出す。
ロッカーの前で制服に着替え終わった陽子がおはようと手を振ってくる。
とっさに奈々美は顔をそむけた。
『昨日結城さんすぐに迎えに来てくれた?奈々美の様子変だったからさコンビニで車停めてメールしちゃった』
鏡を手にし前髪をチェックし始める。
サバサバした裏表のない陽子の喋り方でも昨日の結城の言葉を聞けば2人何かあるのではと思わざるをえない。
『……そうね』
普段の声色よりワントーン低くぎこちなく返事をしてしまう奈々美。
『…なんか眠そうね、けどサッサッと今の企画書終わらせて新しく出来た店にランチ行こうね』
ポーチをカバンにしまいながら新しい店のメニューがどんなふうなのか楽しみで仕方ないらしい顔つき。
『行かない、1人で地下食堂に行くから』
奈々美は上着を大袈裟に脱いでハンガーに掛けセーターを脱ぎ始める、1人にしてほしいのだ。
『…遥斗は午後からのプレゼンがあるからって地下食堂で済ませるっていうから奈々美誘ってるのになんか怒ってる?あたし何かした?』
間違いなく何かを察知したようだ。
『………眠い…もう少し寝かせて…夜中になんで電気つけるの?』
彼女は照明の眩しさにかけ布団を頭までたぐり寄せた。
寝た時刻が遅かった為に感覚的に夜中の2時3時だと勘違いしているらしい。
『休みなんですか?仕事だと思いますけど…眠いならもっと早く寝るべきだと俺は思いますが…』
ため息をつきながらかけ布団を掴む結城は髪は寝グセもなくワイシャツにネクタイ、その上からエプロンをつけいつものように6時には起きていて朝食をつくり済ませ奈々美を起こしている。
『……仕事…いい匂い、今朝なの?』
かけ布団をとられた奈々美はボサボサの髪で眠そうではあるが目をあけ起き上がる。
『食べて支度をしたなら俺が送って行きますから』
テーブルにトーストしバターを塗った食パンにコンソメスープ、野菜サラダ、ヨーグルトを置いていく結城は今更ながらレストランのホールでもやっていたかのように動作がスムーズだ。
奈々美が支度をしている間に彼女の食べた食器を洗いエプロンからスーツの上着を着て髪の乱れがないかをみている。
アサヒコーポレーションには7時50分に着いて彼女は送ってもらった結城の車をチラッとみて会社の中へと歩き出す。
ロッカーの前で制服に着替え終わった陽子がおはようと手を振ってくる。
とっさに奈々美は顔をそむけた。
『昨日結城さんすぐに迎えに来てくれた?奈々美の様子変だったからさコンビニで車停めてメールしちゃった』
鏡を手にし前髪をチェックし始める。
サバサバした裏表のない陽子の喋り方でも昨日の結城の言葉を聞けば2人何かあるのではと思わざるをえない。
『……そうね』
普段の声色よりワントーン低くぎこちなく返事をしてしまう奈々美。
『…なんか眠そうね、けどサッサッと今の企画書終わらせて新しく出来た店にランチ行こうね』
ポーチをカバンにしまいながら新しい店のメニューがどんなふうなのか楽しみで仕方ないらしい顔つき。
『行かない、1人で地下食堂に行くから』
奈々美は上着を大袈裟に脱いでハンガーに掛けセーターを脱ぎ始める、1人にしてほしいのだ。
『…遥斗は午後からのプレゼンがあるからって地下食堂で済ませるっていうから奈々美誘ってるのになんか怒ってる?あたし何かした?』
間違いなく何かを察知したようだ。

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