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《愛撫の先に…②》
第9章 処方箋
奈々美は陽子の彼氏の遥斗を見かけた。
その遥斗の側に知らない女性社員が親しげに笑いかけ「またまたぁ〜」って言うような軽い感じで腕をポンポンとたたいている。
遥斗もそんな女性社員に対し「よせよ、パワハラか」等と笑って親しげである。

陽子がこんなの観なきゃいいけど…

奈々美がそんな心配をするが何処からともなく陽子がカレーとサラダをのせたトレーを持って現れ遥斗に笑いかけた。

カレーあの人に投げなきゃいいけど…
怒ってはいても陽子を心配するのは親友だからこそだ。

『〇〇さんと組んでのプレゼン頑張ってね、お互いにあしを引っ張らないよう、あたしの目の前でイチャイチャ?午前中プレゼン資料仕上げてお腹減ってるんだから控えめにね』
陽子は笑ってすかさずやっと空いたテーブルに座り2人をみて手を振る。

『遥斗くんと同期だからあたし選ばれたんじゃない?まぁ癒やし系だからあたし癒されてるんだけど』
〇〇が陽子の顔をみて笑う。

『あたしが遥斗を癒してんだからそこんとこ頭に入れといてね、スキンシップくらいはオッケーだから』
陽子が指をたてて〇〇にくぎをさすがスキンシップくらいはオッケーと余裕をみせている。

『キスは?』
〇〇が遥斗を見る。

『よせよ』
遥斗が変顔をする。

『ほっぺくらいならいいよ』
カレーを頬張り飲み込んでから言う陽子。

『資料おつかれ、俺らプレゼンあるからゆっくり食べな陽子』
陽子に手を振り〇〇の手を振り払い歩き出す遥斗は〇〇をも気にしてやる優しい人。

遥斗くん、陽子、余裕なの?
先ほどの光景をみた奈々美は遥斗の後ろ姿をみていた。

結局奈々美は陽子に促され偶然空いた向かいの席に座りチャーハンを食べ始める。
つい数分前まではお互いを避けていたのに何事もなかったかのように向かい合わせで昼ご飯、親友ならではだろう。

『あのさ…奈々美、腹がたったから無視してごめん…』
『あたしもごめんね、プレゼン資料ありがとう』
お互いの謝罪だ。

『遥斗くん達はお昼済ませたの?』
奈々美が気づかう。

『今回先方の会社に出向いてのプレゼンなんで早めに食べるって言ってたから、食べた後の車の運転とか眠いのにプレゼンとかだるいって言ってた』
カレーを食べる手を止めない。

『…プレゼン大変だね、……あの…今のみてたんだけど目の前でイチャイチャされて嫌にならない?』
核心の質問だ。
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