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《愛撫の先に…②》
第10章 結城と奈々美
不動産の中年男性がたまごホリックに言った親御さん・浪人生という言葉はたまごホリックの幼さを表していて、言われたたまごホリックは歯ぎしりし大声で叫んだ。
『この家に住もうとしても無駄〜、そこの夫婦のクズどもよ、邪魔してやるっ!この家は俺の所有物だしぃ、人の物黙って取るとかさケーサツに捕まんな』
玄関で土足で上がり夫婦の元に行こうとするたまごホリック。
『僕達は不動産でこの物件が空いてると紹介受けたのに嘘だったと?』
夫婦は半信半疑で不動産とたまごホリックを交互に見て疑いをもつような不機嫌な声で夫が言う。
『お客様そんなはずはないんです、ちゃんと前の方から契約解消でこの家には誰も住んでいません、ですからご安心をっ、この男の言う事は嘘という事で物件を見てください』
中年男性は契約になるかもしれない雰囲気をぶち壊されたくないので必死にくいさがる。
たまごホリックの肩を抱きさっさと帰れといわんばかりに家から追い出すと鍵をかけた。
あっさりと追い出されたたまごホリックは夫婦へ意識が向いていたので不意を突かれた感じだろうか、ガチャガチャとドアノブを捻り開かないとわかるとまた叩き始めた。
夫婦はその様子を怪訝な顔で見ていてリビングに行く前に契約する以前の内覧でこの家を借りる事はしないと言いきった。
ドアを開け外に出る夫婦、説得しようとあたふたしている中年男性は周りでうろつくたまごホリックを睨んだ。
『このクズ、何のつもりで邪魔するのか知らんがあんたがそうやってこの家に人を寄せつけないなら今に自分に返ってくる』
中年男性は憎々しげに言うとイラだたしげに社用のドアを開け夫婦を乗せ走り出した。
中年男性のいう今に自分に返ってくるというのは家の周りをうろついている限り誰かしら苦情を言うに違いない、それは奈々美がたまごホリックに好意を寄せていない為に住むはずのない相手を待って自分自身実らない恋をだんだんと自覚するだけになる。
もっともたまごホリックがそこまで理解すればの話なのだがはっきり言えるのは待っても奈々美は来ない事だ。
『勝手に言いやがって!奈々美はこの家に帰ってくるっ!受精してりゃ一緒に住もうって向こうから頼んでくらぁ!』
大声で向こうに走り去った車の中年男性に唾をはきながら怒鳴るたまごホリック。
一軒家とはいえ周りに何もないはずはなく初老の人がジロジロと見ていく。
『この家に住もうとしても無駄〜、そこの夫婦のクズどもよ、邪魔してやるっ!この家は俺の所有物だしぃ、人の物黙って取るとかさケーサツに捕まんな』
玄関で土足で上がり夫婦の元に行こうとするたまごホリック。
『僕達は不動産でこの物件が空いてると紹介受けたのに嘘だったと?』
夫婦は半信半疑で不動産とたまごホリックを交互に見て疑いをもつような不機嫌な声で夫が言う。
『お客様そんなはずはないんです、ちゃんと前の方から契約解消でこの家には誰も住んでいません、ですからご安心をっ、この男の言う事は嘘という事で物件を見てください』
中年男性は契約になるかもしれない雰囲気をぶち壊されたくないので必死にくいさがる。
たまごホリックの肩を抱きさっさと帰れといわんばかりに家から追い出すと鍵をかけた。
あっさりと追い出されたたまごホリックは夫婦へ意識が向いていたので不意を突かれた感じだろうか、ガチャガチャとドアノブを捻り開かないとわかるとまた叩き始めた。
夫婦はその様子を怪訝な顔で見ていてリビングに行く前に契約する以前の内覧でこの家を借りる事はしないと言いきった。
ドアを開け外に出る夫婦、説得しようとあたふたしている中年男性は周りでうろつくたまごホリックを睨んだ。
『このクズ、何のつもりで邪魔するのか知らんがあんたがそうやってこの家に人を寄せつけないなら今に自分に返ってくる』
中年男性は憎々しげに言うとイラだたしげに社用のドアを開け夫婦を乗せ走り出した。
中年男性のいう今に自分に返ってくるというのは家の周りをうろついている限り誰かしら苦情を言うに違いない、それは奈々美がたまごホリックに好意を寄せていない為に住むはずのない相手を待って自分自身実らない恋をだんだんと自覚するだけになる。
もっともたまごホリックがそこまで理解すればの話なのだがはっきり言えるのは待っても奈々美は来ない事だ。
『勝手に言いやがって!奈々美はこの家に帰ってくるっ!受精してりゃ一緒に住もうって向こうから頼んでくらぁ!』
大声で向こうに走り去った車の中年男性に唾をはきながら怒鳴るたまごホリック。
一軒家とはいえ周りに何もないはずはなく初老の人がジロジロと見ていく。

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