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《愛撫の先に…②》
第10章 結城と奈々美
『会話がなくなったらカップル的におしまいだよ、上から目線だから嫌とか結城さん大人じゃん、だからそんなのあたりまえじゃない』
陽子が不意にドラックストアに駐車すると手をあげ待っててという感じでドアを閉める。

奈々美はわかった風な陽子の言葉も腑に落ちずに不機嫌そうにへの字口。
5分後に車に戻ってくる陽子は奈々美をみて謝る。

『ここの店って今日と明日4倍ポイントなの思い出してねナプキン2袋買っちゃった、そういえば奈々美生理まだなのにナプキン持ち歩いてるの?』
夕方の渋滞前とはいえ何台か通過した後に右折のウインカーを出し車道の中にまぎれる。

『カバンの内ポケットにいつもひとつだけ入れてるだけ、持ってると安心だから』
抱えてるカバンをチラ見する。

『あたしも生理前になるとふたつくらいカバンに入れて出勤するんだけど今朝10分寝坊しちゃってあたしも遥斗も慌てちゃって会社についてヤバイな〜って、ランチ後には会社に戻る事でなかなか買えないじゃない』
今朝の2人の慌てぶりを思い出しているかのように車内上をみる陽子。

ランチ後ドラックストアかコンビニにでもと思われるがランチ時混んでいたり注文した物が早く来なかったりすると食べるだけで会社に急がなければならない。
休憩時間は限られているのだ。

そんな会話の中でスイートタイムに着き奈々美は陽子に手を振り建物の中に入っていく。
いつものように結城と数人のローテーションでの入れ替わりの従業員のフロント2人の「いらっしゃいませ」または馴染みのお客様には「おかえりなさいませ」と出迎えられる。

2007の鍵を受け取りエレベーターへと歩いてく。

ロビーを振り返るとカップルで泊まるという利用者もあり結城をみてテンションがあがりトキメク連れに不機嫌な男性が淡々と住所確認等の受付に答えている。
「ねぇ金髪よ、噂って本当だったのね〜」
「バカみたいにはしゃぐなよ、彼氏に悪くないのかよ」
「あんたよりここのフロントの金髪最高〜」
後ろの女性同士が早く退いてという不満顔をしているがカップル連れの20歳そこそこのギャルは彼氏をグイッと押しのけ結城を触ろうと手を伸ばす。

『お客様、後ろのお客様がたくさん並んでいますので…お部屋でごゆっくりくつろぎください』
隣の従業員に目配せし次のお客様を促す感じで身を反らせギャルの手から逃れ表情は仕事の営業スマイル。
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