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《愛撫の先に…②》
第10章 結城と奈々美
『オーナー…江崎様に…内線一本で食事が運ばれてくるという事をお伝えしてもいいですか?よほど食べたい物があって出たいというなら何も言いませんが…お客様のプライベートな事に口出し等従業員としてしてはならない事ですが…日が暮れるのも早くなりますし女のひとり歩きは何かと………』
従業員は言いにくそうに伝えた。

『奈々美には伝えてあるんだが…すまない、君に気をつかわせてしまった』
従業員をみて苦笑する結城。

『オーナーでも困った顔をされるのですね、伝えてあるなら俺からは言いません』
苦笑するしかない従業員。

コンビニの袋を手にカップルが帰ってくるが21時近くともなるとフロントの受付をする客も少なく2人は備品の在庫を確認していた。


2007、室内に場面はうつる。
フロントで奈々美の事を言っていたその本人はシャワーを浴び髪を乾かしているところだった。

ほんの数週間前のたまごホリックと通りすがりのニートにレイプから乳房や乳首や首筋、クリトリス近くの噛み跡はきれいに消え、奴らに握られた跡の手首も同様。
だからこそ彼女は普通に身体を洗えていてたまごホリックの男の恐怖と警戒心は薄れつつあった。

白のバスローブを着て肩下までの髪が物をスマホやテレビやエアコン等のリモコンを手にする度に毛先がゆれる。

『金曜日なのにおもしろい番組やってない…水でも飲もう』
冷蔵庫からミネラルウォーターを取りコップ半分入れグイと飲み流しに何気に置きリビングに戻っていく。

『ユーチューブ……ここは入らないの?…つまんない…』
奈々美はリモコンにあるユーチューブのボタンから地上波へと戻しため息をつきソファーにドッカと座り少し足を開き気味の一見疲れたおっさんにしかみえない。

仕方なく彼女は陽子に夕食の画像を添え美味しかった事を伝えたが、陽子からの返事は「ホテル住まいだから優雅〜、結城さんはその時間って仕事してるよね」という内容が返ってきた為に面白くない表情の奈々美。

休みに一緒に行こう〜って返ってくるかと思ったのに陽子ったら結城さん結城さんって、つまんない…
布団に入ってスマホゲームでもしよ…

彼女が布団に入ってスマホゲームに夢中になっている時にドアを開け閉める音がしたがそれに気づくはずもなかった。
時刻は21時30分を過ぎた頃になる。

『…寝てるのか…』
独り言っぽく言う声にも気づかない。
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