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《愛撫の先に…②》
第10章 結城と奈々美
従業員は結城をみて結城は従業員に苦笑すると気の毒そうにため息をつく。
クリスマスの飾り付けは11月に入るとロビーのお客様が座る場も設けられテーブルにソファーがいくつかありテーブルにミニツリーとサンタやトナカイ等とプレゼントの箱や袋のラッピング包装等・廊下のポイントとする箇所に置いてあったりする。
ホテル前には家庭に飾るよりひと回り大きなツリーがお目見えした。
奈々美の言う暇で呑気なもの等ではない。
街は今いたるところでクリスマスの飾りがなされ音楽も流れさながらいつでもパーティーが開けるようなムーディーさをかもし出す中で、スイートタイムも負けじとお客様が泊まるひとときを楽しんでもらいたいとの飾り付けだ。
『わぁ、素敵っ、このシャンメリーにミニサンタの帽子かぶせてある〜』
『かわいい〜』
20代の女の2人連れがキャリーケースを転がし入ってきたのはフロントで顔を見合わせ結城らが苦笑してから5分後。
フロントの2人は奈々美がヘソをまげた事に沈黙のドヨ〜ンとした空気があったが昼間皆で手分けしながら飾った事が喜ばれ2人共に笑顔になる。
『ほら街はクリスマスムード1色ですから当ホテルも頑張っています、喜んでいただけて嬉しくなります、あちこちに飾ってありますのでお客様のお好みの装飾をスマホに撮って思い出のひとコマになれたなら…ごゆるりとおくつろぎください』
結城はパソコン予約画面を確認しにこやかに言い鍵を渡す。
『きゃあ〜、ありがとうございます〜、イケメンで笑うと凄い素敵』
そう言うと手が触れたと騒ぎながらエレベーターへと歩いてく2人。
結城はその光景をみてクスッと笑い次のお客様へ笑顔を向ける。
✜ ✜ ✜
その頃、2007ではバスルームを出て部屋を見渡す奈々美は半信半疑だった。
結城さんの使っている部屋は2008もある、2つの内1部屋は予言の為の部屋だと聞いたのはもうずっと前…
今は使ってないからといってもなんだか落ちつかない…
2007の部屋を改めて見渡す、住んでみて少し馴染んだリビング…
……少しくらい使い慣れたリビングってだけで何戸惑っているの?
この同じ広さをひとり広々と使えるのよ……
彼女は必要な衣類やカバン等を持ちテーブルに置いてあった2008の鍵を持ち部屋を出ていく。
暖房をきかせておく、という結城の言葉どうり部屋は暖かくなり始めていた。
クリスマスの飾り付けは11月に入るとロビーのお客様が座る場も設けられテーブルにソファーがいくつかありテーブルにミニツリーとサンタやトナカイ等とプレゼントの箱や袋のラッピング包装等・廊下のポイントとする箇所に置いてあったりする。
ホテル前には家庭に飾るよりひと回り大きなツリーがお目見えした。
奈々美の言う暇で呑気なもの等ではない。
街は今いたるところでクリスマスの飾りがなされ音楽も流れさながらいつでもパーティーが開けるようなムーディーさをかもし出す中で、スイートタイムも負けじとお客様が泊まるひとときを楽しんでもらいたいとの飾り付けだ。
『わぁ、素敵っ、このシャンメリーにミニサンタの帽子かぶせてある〜』
『かわいい〜』
20代の女の2人連れがキャリーケースを転がし入ってきたのはフロントで顔を見合わせ結城らが苦笑してから5分後。
フロントの2人は奈々美がヘソをまげた事に沈黙のドヨ〜ンとした空気があったが昼間皆で手分けしながら飾った事が喜ばれ2人共に笑顔になる。
『ほら街はクリスマスムード1色ですから当ホテルも頑張っています、喜んでいただけて嬉しくなります、あちこちに飾ってありますのでお客様のお好みの装飾をスマホに撮って思い出のひとコマになれたなら…ごゆるりとおくつろぎください』
結城はパソコン予約画面を確認しにこやかに言い鍵を渡す。
『きゃあ〜、ありがとうございます〜、イケメンで笑うと凄い素敵』
そう言うと手が触れたと騒ぎながらエレベーターへと歩いてく2人。
結城はその光景をみてクスッと笑い次のお客様へ笑顔を向ける。
✜ ✜ ✜
その頃、2007ではバスルームを出て部屋を見渡す奈々美は半信半疑だった。
結城さんの使っている部屋は2008もある、2つの内1部屋は予言の為の部屋だと聞いたのはもうずっと前…
今は使ってないからといってもなんだか落ちつかない…
2007の部屋を改めて見渡す、住んでみて少し馴染んだリビング…
……少しくらい使い慣れたリビングってだけで何戸惑っているの?
この同じ広さをひとり広々と使えるのよ……
彼女は必要な衣類やカバン等を持ちテーブルに置いてあった2008の鍵を持ち部屋を出ていく。
暖房をきかせておく、という結城の言葉どうり部屋は暖かくなり始めていた。

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