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《愛撫の先に…②》
第10章 結城と奈々美
片思いばかりの君にはわからないかも、だなんてまた上から目線っ…
どうせあたしは片思いばかりで始めてつきあった人ってマザコン男をぬいて高瀬さんと結城さんの2人だけですよ〜だっ
そんな余裕のある気持ちなんて持ち合わせてないっ
片思いの相手に伝えなかっただけじゃない…
みてるだけの恋が悪いようないい方…

奈々美はふて寝し布団の中にもぐり込んでそのまま寝てしまっていた。

翌日は日曜日、彼女は9時に目が覚め窓際の明るさに藍色のカーテンを開けると太陽の陽射しが眩しさを誘う。

『眩し…』
彼女はカーテンを閉め部屋の照明をつけ冷蔵庫を開けたがホテル側からサービスのミネラルウォーターしかなくため息をつき半分飲んだ。

『パン…サラダ…今朝は用意してないんだ?……朝と昼を兼ねて食べに出よう』
結城が荷造りしてくれた他の段ボールの秋冬物という文字を探しとりあえず一番上にあったロンTの上にスエットの上下にスニーカーで10時出かけていく。
ゴロゴロしていればいいものをよほど空腹だったらしい。

フロントから出て帰られるお客様の車を誘導して国道に出る際に頭を下げ『ありがとうございました』と言う結城の声がかすかに聞こえた。
歩きざま奈々美は声のする方を振り返り結城がホテルへと歩いている後ろ姿をみる。

寝坊じゃなく居るじゃない…
腹がたったからあたしの朝食用意しなかったんだ?…
まるで当てつけみたい…
ゆっくりゴロゴロしようと思ったのに水しかないからでなくちゃならないじゃないっっ……

早く開いている店をみつけ山かけ・味噌汁・天ぷらのセット、デザートのホットケーキまで勢いよく平らげた。

映画をみてコンビニに入り漫画雑誌とプリン、ゼリー、スナック菓子、カフェラテ、カップ麺を買い夕方ホテルへ帰ってく。

ゴロゴロしていいならゴロゴロしてやるっ
漫画雑誌を読みテレビをみながらスナック菓子をつまみながらカフェラテを飲む。

夕方18時を過ぎるとスマホゲームやライン。
19時30分を過ぎるとお腹がすき少しイライラ、もしかしたらまたご飯を乗せたワゴンを転がして結城か従業員が来るのではないかと考えがよぎるが30分過ぎても何も来なかった。

『…イライラするっ、何も来ないじゃないっ、人には電話一本でご飯が来るとか言っておきながら』
彼女は湯沸かしポットを使いカップ麺にお湯を入れズルズルと食べ始めた。

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