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《愛撫の先に…②》
第10章 結城と奈々美
電話での会話の中で親友が言った洗濯という言葉に奈々美はおそるおそる脱衣場の籠の中を確認に行く、籠いっぱいの汚れた衣類に先ほど脱いだ下着が一番上になっている。

ヤバッあたしも洗濯しないと…
今から?
電話切ったら布団でゴロゴロのルーティンなのに…
後下着何枚あったっけ?
……あっ洗濯洗剤に柔軟剤なかった…
結城さんが荷造りして運んでくれた服の中にあるといいけど…

彼女は食べ物等は歩いてコンビニに行くくせにそれ以外は後回しにしてしまう。
甲斐甲斐しく休みには洗濯していた白い家での生活から怠けている事になる。

おかしいな…
今まで脱衣場で脱いで次の日の夜には柔軟剤の匂いがしてたたまれていたのに…
だから籠いっぱいの量になる事なんてなかったのに…
あたしが2008に寝泊まりし始めた時から?
もう3週間にもなるのに…
でも2回ほど山積みの洗濯されたたまれていた服と下着がクローゼットに置いてあった、あたしは普通にそこから着替えをとって…

『どうしたの?奈々美だまり込んでさ』
向こうから遥斗の洗濯洗剤詰め替えたから等という声が聞こえて返事している陽子。

『…あっううん、なんでもないなんでもないの』
笑ってごまかす。

『会話しなきゃ、おにぎり持ってきてくれたけどそれっきりだなんて寝たふりはよくないよ』
場所を行ったり来たりしてるのか洗濯機がまわり始めた音がし始めリビングに戻ったのかテレビの音に戻る。

寝たふり、彼女は親友には何もかも話している為に知っているのだ。

『あたしが多分結城さんを怒らせてるんだと思う…フロントで混んでない時には他の従業員さんのとこに行くしチラッとみられてもすぐパソコンをみてるし偶然か知らないけどあたしには前みたいな笑顔はないの』
思い出したのかテーブルの鍵を取り2008の数字をジッとみる。

この階の意味?
あたしはなんでここに住んでいるの?
アパートでも借りようと考えていたのに…

『そうよ奈々美が結城さんの部屋に居たくないとか言うから彼は怒ったんだわ、白い家から出て行ったように』
陽子はため息、台所に行ったのか何かをコップに注ぐ音がしている。

『あたしが結城さんを怒らせた?嫌とか居たくないだけしか言ってないのに…』
鍵をテーブルに放る。

『ごめんって言うだけで済むのよ、本当にあんたはっ』
やはり彼女は姉御肌のようだ。

ごめんって?
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