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《愛撫の先に…②》
第14章 愛撫の先に…
あの居酒屋でのお祝いから数日経ったある夕方いつものように奈々美はスイートタイムに帰ってきていた。

結城・従業員と2人で5組で10人が並ぶ宿泊客を相手にパソコンで確認し1組1組に鍵を差し出している。
『ゆっくりくつろぎください』
と笑みを浮かべるフロントでの2人。

それに対しいつものように結城に対して20〜30代の女達は建物に入った時からの色めき立つ声をやめない。
『かっこいい』『ステキ』のヒソヒソ声から『モデル?タレントみたい』『ヤバくない?超〜いいっ』聞こえても構わないというトーンで大きくなる。

『デートとか望んじゃったり?ここ出たら1人の男と女なんだし椅子に座って鍵渡してるだけなんてつまんなくない?気晴らしにさぁ〜いい店知ってるんだけど〜』
高そうなコートから膝から足先までチラリとみせ胸元まで露出させたケバイ女が結城にウインクする。

『お客様…あいにくそういったお誘いは大事な方にとっておく方がいいかと思われます、胸元を露出させますと風邪もひきますので』
結城がにっこりと笑みを作る。

『いい人なんか今のとこ誰もいないし〜かっこいいから口説いてるのにそう言っちゃう?』
女も引き下がらない、フロントに肘をついて結城の髪の毛に触れようとする。

またやってる…
昨日はこの人じゃないけど毎日こんなやりとり、もう聞き慣れちゃった…
毎回結城さんは笑って誤魔化す、それがパターンなんだけど…

奈々美は目の前で繰り広げられるこんな会話を黙って聞いていた、今もそうなのだ。
5000円くらいの茶色のコートに白のセーター黒のパンツに同色のパンプスにカバンという身軽な仕事帰りの彼女は1日の疲れからかシャワーを浴びたいらしい。

奈々美の後ろに宿泊客が2組並んだ。

『あいにくもう予約済みなので他をあたっていただけるとありがたいのです』
作り笑いのスマイルではなく一瞬真顔になり軽く頭を下げる。
そのセリフは今までの断り方とは違い真顔になって頭を下げる様はプライベートを一瞬のぞかせた。

今までになかった答え…
それってあたし?
ううん、これって自意識過剰過ぎるわ…

奈々美は自分の胸に手をあて不意にあがったときめきをしずめようとわからないように小さく深呼吸した。

『どういうっ意味っ』
き〜って鍵をかじりそうな勢いで女が叫ぶが奈々美の後ろの2組までショックを隠せないらしい。

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