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《愛撫の先に…②》
第14章 愛撫の先に…
結城はビックリした表情で奈々美をみた。

『…それでは奈々美が妊娠してしまいますよ』
心配するような声色。

『いいの…あたし結城奈々美になるんでしょう、だから…』
恥ずかしそうに言う。


『そうですね……奈々美』
結城は2人で産婦人科に行った日の事を思い出し記憶を消すように顔を左右にふった。

そうだ、コンドームなしという事はもしかしたら俺の子供を身ごもるという事…
たまごホリックという男との子供の父親になるという悪夢はもう過ぎ知ったのに何を怯えている…
このセックスが奈々美のお腹に胎児をやどす事にはならない…
それでも生で出すなら出来る確率は高い…
まだ母親への了承も得ていないのに…
奈々美の両親にも挨拶すら行っていないのに…
挨拶を早急にする事が何よりもベストなのだから…
まだ見ぬ。まだ出来てもいない子供への父親になる覚悟は?
仕事を終えて子供のおむつを替える俺であってもいいと?

結城は黙って奈々美を窓ガラスに手をつかせ後ろから生で突いていき彼女が喘ぐのを聞きだんだんと強く突いて、何度かののち彼は彼女の中で精液を解き放った。

そしてシャワーを浴びベッドに横になる。

寝顔をみながら結城は思った。

下手なりに少しずつ慣れて気持ち良さがわかればいいと言ったけど今夜の奈々美はえらく大胆さが増した…
強姦ではないセックス、の後の気持ち良さを少しずつ覚えてしまった?…
愛撫する事、相手を思いやるその先がこんなにも満たされる事を彼女の表情からわかってきているよう…
あいかわらずそれでも奈々美の手つきは下手なんですが一生懸命やろうとする事が愛おしい…

『…けーすけさん、気持ちいいですか?あたし頑張る』
奈々美が結城のバスローブを握り寝言を言っている。

『奈々美…夢でも勉強中ですか?』
結城はクックッと笑い口元から彼女の肩に置きそっと撫でた。

奈々美は下手なままで構わない…
気持ち良さだけ知って…


✜ ✜ ✜

1週間後奈々美の両親と結城の母親と聡・父親がわりに慕っている中谷を招待し奈々美と結城は認めてもらう為に出会いそして今、お互いが必要な存在だという事を丁寧に話した。

中谷はその2人のストーリーの中で関わっている為に嬉しそうに微笑んだ。
結局結城の父親とは連絡してなくする気にもならないというのだ。

奈々美の両親は父親が不在という事に怪訝な顔をする。
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