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《愛撫の先に…②》
第1章 あたし磨き
『結城さん話さなきゃダ…メ?』
『ダ・メ』
彼にその一言だけで返され隠し通す事は無理だと感じ深呼吸をした上で話し始めた菜々美。


――
デスクに寄りかかり腕組みをし聞いていた結城は時々ため息をつきながら眉間に人差し指をあてていた。

『――結城さんが話しを切り上げたから急いで削除して』
『君が予言を蒸し返した訳ではなくサイトを見ていた人達が勝手に解釈し、
君が特定の彼女ではなく予言利用者と勘違いし予言を望む女達からの書き込みが…まったくっ』
結城は髪をかきあげ再びため息をついた為、
菜々美は不安そうに彼を見ていた。

『あたしがあの人の書き込みに返事をしなかったら予言利用者と誤解されずに済んだかもしれないのに…
ごめんなさい…』

『予言は終了したとメッセージを掲載したから謝らなくていい、
今からもそんな書き込みがくれば俺が相手をしなければいい話だ』

『あの人とは…
あの人には…
新作バッグを買ってあの人に渡せばお願いを聞いてくれるかもしれないとあたし…』

『君にはあの女と関わってほしくはない』
『どうして…?』
『どうしてもだ』

『同性だから暴力を振るわれる事はないと、
話せばわかってくれるはず』

結城は苛々と髪をかきあげ菜々美の前に膝まずきじっと見つめた。
『何故俺があの女相手に何年も言いなりになっていたと思う?』
『大人できれいな人だから…』

あたしにはない魅力が…
結城さんも他の男の人だって色気たっぷりの胸の大きな人が好きだもん…
あたしなんてBカップどまりで釣り合うわけない…

『大人の女なら予言でたくさん抱いてきたから感じる事は今さらない』

「たくさん抱いてきた」なんて嫉妬していいですか?あたしなんて結城さんの契約までは処女だったという悲しい違いが…
あたし結城さんに会うまでにたくさん恋をして女を磨けば良かったよね?
――いい女を見ると敵わないと引け目なんて感じる事なく立ち向かっていけたかもしれないのに!

『菜々美?つまらない事を考えるんじゃない』
『!?』

『胸をじっと見てため息をついている、
他の女等と比べる必要なんかないというのに』
そう言いながら彼はタイトスカートの裾に右手を這わせた。
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