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《愛撫の先に…②》
第1章 あたし磨き
結城が菜々美の部屋に入って1時間で途中段階だった模様替えも終わり、
申し訳なさそうに菜々美はシャワーを勧めた。

うっすらと頬に汗が滲む顔や髪をかきあげる姿が男らしい!
ワイシャツ脱いじゃうの?腕捲りが以外と似合うなんてドキドキ…

『菜々美も一緒に』
『えっ』
『今更ですよ』

あぁ服を脱がされちゃう…部屋着なんて色っぽくない…

『そんな顔をするって脱がされるのが嫌?』
『ううん、結城さんに脱がされるなら部屋着じゃなくてもっと…』
『もっと?』
『言わせるの?』
『言わせます』
『言葉攻め?』
彼を見上げて横を向く彼女は恥ずかしそうに小さな声になる。

『ブラウスにタイトスカート…』
『ふふっ…
一致しましたね、
菜々美の制服姿は興奮しますよ』

「興奮しますよ」なんて…――
あたしまた会社でオナニーしちゃいそう…

『菜々美後ろを向いて』

驚く間もないままに両腕で向きを変えられショーツに手をかけられて。

『あらたなレッスン?』
『電話中君が悲鳴をあげて落ちた箇所を診てる…
打ち身はない』
『ベッドの上だから平気』
『あんな悲鳴をあげて俺がどれだけヒヤリとしたと思う?』
『結城さん…』
『啓輔だ、
部屋の模様替えなんて力仕事は1人でしないね?』
『結城さん…』

言葉攻め?
あたし大切にされてる?
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