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《愛撫の先に…②》
第1章 あたし磨き
菜々美はベッド端に寄ると結城が横に入ってきて。
『落ちてしまいますよ』
『あっ…』
そんな彼女の不意打ち的な声の訳は彼が自らの上に抱き抱えたからである。

張りのある胸はブラをしていても結城の胸元に乗るように形を変え、
両手は彼の肩上にありシーツにシワをつくる。

『あの、あの、あの…』

こんな体勢身体中が結城さんを意識してるようで…
あのっ感じちゃ…

それからっっ
今夜はあたしが上で結城さんを?
そんなの自信ないっ

『赤くなって次には困惑した顔をして何を想像していた?』
だいたいは聞かなくてもわかるがあえて言わせようとするからかいの表情の結城。

『あたしが攻めるなんてまだ自信ないなんて思っていな…、!!、笑うなんてひどい』

『君はわかりやすくていい、あはははは』
『!!、…あん』
『君の身体は胸から大事な部分まで俺の上にあり密着して微かな動きもわかるくらいで…何もしていないのに感じたんですね?
―――ふっ』
またおかしそうに今度は含み笑いをされる。

『感じて…わかってるなら何で聞いちゃうの?』
『反応が楽しいから』

『は、反応っ』
『何もしていないのに赤くなったり感じたり…ふふっ』
『意地悪…大人の余裕であたしを見てからかってる…?』

『好きだからに決まってますよ、からかいも、楽しみも』
『好きだからに決まって…?』

『癒されるから君はありのままでいい』
背中にまわされた彼の腕に力が入り彼女はまた喘いだ。

『わかりやすくていい、
だけど君の身体中を気づかって今夜は俺の上で眠るといい』

このままで?
一晩中感じちゃう…
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