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《愛撫の先に…②》
第1章 あたし磨き
結城のそんな書き込みはアサヒコーポレーションでも話題にあがった。
『やだ〜結城さんが恋人宣言しちゃうって超ショック〜』
『恋人ってマジ?』
『予言してればいろんな女と寝れるのに1人の女に決めちゃう訳?』
――等々朝からそんな会話を耳にする菜々美。
『俺には恋人がいるって、予言をやんない理由がソレな訳?むかつく!
仕事に集中出来なかったのは結城のせいよ!』
中でも相沢の機嫌は朝から終業まで悪くロッカーの扉を乱暴に閉める。
『何!?江崎さん』
『あたし何も言ってない…』
『同情するような目で見ないでよ!むかつくから!
――そういえばあの合コンの結城のセリフ…
恋人ってまさかね江崎さんなんて事…ないないない!
よくもまぁ、そんな嘘言えたもんだわ!』
あの合コンの…
半分裸みたいなあたしを思い出したくはないけど、
結城さんの言葉は覚えてる――…
嘘なんかじゃない!
『相沢さん嘘なんかじゃ――』
そんな菜々美の主張は相沢に届く事はなかった。
何故ならば彼女は同僚の腕を掴みロッカールームから出たからである。
『菜々美の勝ちね』
陽子はドアを見ながら笑った。
『あたしの勝ちだなんて』
『朝から結城さんの話題ばかりね、
そんな彼を菜々美はつかまえてるじゃん』
『陽子…』
2人は誰もいなくなったロッカールームを後にした。
「そんな彼を菜々美はつかまえてるじゃん」
陽子の言葉を菜々美は夕食を作りながら思い出す。
…
……
出来上がる頃に帰宅を知らせるかのようにチャイムが鳴る。
『ただいま、菜々美。
今日はグラタン?
疲れた…抱きしめて癒してくれるかい?』
結城さん…
迎えに出た菜々美は結城の両腕に抱きしめられて。
『いいもんですね、
帰宅を待ってる人がいるって…』
結城さん…
あたしでよければ癒されてください…
菜々美は結城の背中に腕を回した。
癒されてください…
あたしで……
『やだ〜結城さんが恋人宣言しちゃうって超ショック〜』
『恋人ってマジ?』
『予言してればいろんな女と寝れるのに1人の女に決めちゃう訳?』
――等々朝からそんな会話を耳にする菜々美。
『俺には恋人がいるって、予言をやんない理由がソレな訳?むかつく!
仕事に集中出来なかったのは結城のせいよ!』
中でも相沢の機嫌は朝から終業まで悪くロッカーの扉を乱暴に閉める。
『何!?江崎さん』
『あたし何も言ってない…』
『同情するような目で見ないでよ!むかつくから!
――そういえばあの合コンの結城のセリフ…
恋人ってまさかね江崎さんなんて事…ないないない!
よくもまぁ、そんな嘘言えたもんだわ!』
あの合コンの…
半分裸みたいなあたしを思い出したくはないけど、
結城さんの言葉は覚えてる――…
嘘なんかじゃない!
『相沢さん嘘なんかじゃ――』
そんな菜々美の主張は相沢に届く事はなかった。
何故ならば彼女は同僚の腕を掴みロッカールームから出たからである。
『菜々美の勝ちね』
陽子はドアを見ながら笑った。
『あたしの勝ちだなんて』
『朝から結城さんの話題ばかりね、
そんな彼を菜々美はつかまえてるじゃん』
『陽子…』
2人は誰もいなくなったロッカールームを後にした。
「そんな彼を菜々美はつかまえてるじゃん」
陽子の言葉を菜々美は夕食を作りながら思い出す。
…
……
出来上がる頃に帰宅を知らせるかのようにチャイムが鳴る。
『ただいま、菜々美。
今日はグラタン?
疲れた…抱きしめて癒してくれるかい?』
結城さん…
迎えに出た菜々美は結城の両腕に抱きしめられて。
『いいもんですね、
帰宅を待ってる人がいるって…』
結城さん…
あたしでよければ癒されてください…
菜々美は結城の背中に腕を回した。
癒されてください…
あたしで……