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《愛撫の先に…②》
第1章 あたし磨き
バッグの他にスーパーの袋を手にした菜々美は、
建物の前で一度立ち止まり意を決して中へと入っていく。
『ようこそスイートタイムへ』
とお辞儀し各宿泊客に笑顔を向ける従業員1人と結城がいた。
だが菜々美が建物前でためらった分女性2人が先に菜々美の前にいて、
結城の接客を受け彼女らは館内説明を聞きながら好意的な視線を送っているようだ。
あの人達香水きつ〜い。
っていうかフロントへそんなに体を近づけないで。
『――館内説明は以上ですが何かご不明な点がありますか?』
『あたし達ホテルですぐに迷っちゃうから案内してほしいわ』
女が言う。
ホテルですぐに迷うなんて嘘だわっ結城さん!
従業員が案内するホテルもあるけど、
スイートタイムは部屋の行き方は説明を受けるけど部屋まで同行する事なんてないじゃない。
「2階のエレベーターを降りて左側すぐのお部屋」
だって説明を受けたはず。
『ご案内いたします』
フロントを出る結城に女達は色めきたち彼の両端に移動する。
『お荷物お持ちします』
女達のバッグを預かる結城に女達は色めきたち。
『軽々と持てるって何かやってるの?』
『特に何も変わった事はしていません』
ジム通いって事は言わないんだ?
知ってるのはあたしだけ?これって優越感?
あ〜ぁエレベーター閉まっちゃう…
『お客様?江崎様?
気分がすぐれないのでしたらソファーで少し座られてチェックインを』
立ちつくしエレベーターを見つめる菜々美がフロントに近づかない為だ。
『あっ…あたし考え事を…予約してないんですが宿泊は可能ですか?』
『空いている部屋をお調べします』
急に来ちゃった事NGだったのかな?…
やっぱり昼間に予約すれば良かったかな?…
すぐに2007に通されると思っていたのに…
1分‥2分‥
『江崎様3階――』
『○○、このお客様はいつもの2007の鍵を渡してやって構わない』
『わかりました』
結城さん…―――!
従業員が空き部屋を調べたのは菜々美が事前に予約していれば2007だと思うからこそなのだ。
建物の前で一度立ち止まり意を決して中へと入っていく。
『ようこそスイートタイムへ』
とお辞儀し各宿泊客に笑顔を向ける従業員1人と結城がいた。
だが菜々美が建物前でためらった分女性2人が先に菜々美の前にいて、
結城の接客を受け彼女らは館内説明を聞きながら好意的な視線を送っているようだ。
あの人達香水きつ〜い。
っていうかフロントへそんなに体を近づけないで。
『――館内説明は以上ですが何かご不明な点がありますか?』
『あたし達ホテルですぐに迷っちゃうから案内してほしいわ』
女が言う。
ホテルですぐに迷うなんて嘘だわっ結城さん!
従業員が案内するホテルもあるけど、
スイートタイムは部屋の行き方は説明を受けるけど部屋まで同行する事なんてないじゃない。
「2階のエレベーターを降りて左側すぐのお部屋」
だって説明を受けたはず。
『ご案内いたします』
フロントを出る結城に女達は色めきたち彼の両端に移動する。
『お荷物お持ちします』
女達のバッグを預かる結城に女達は色めきたち。
『軽々と持てるって何かやってるの?』
『特に何も変わった事はしていません』
ジム通いって事は言わないんだ?
知ってるのはあたしだけ?これって優越感?
あ〜ぁエレベーター閉まっちゃう…
『お客様?江崎様?
気分がすぐれないのでしたらソファーで少し座られてチェックインを』
立ちつくしエレベーターを見つめる菜々美がフロントに近づかない為だ。
『あっ…あたし考え事を…予約してないんですが宿泊は可能ですか?』
『空いている部屋をお調べします』
急に来ちゃった事NGだったのかな?…
やっぱり昼間に予約すれば良かったかな?…
すぐに2007に通されると思っていたのに…
1分‥2分‥
『江崎様3階――』
『○○、このお客様はいつもの2007の鍵を渡してやって構わない』
『わかりました』
結城さん…―――!
従業員が空き部屋を調べたのは菜々美が事前に予約していれば2007だと思うからこそなのだ。