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《愛撫の先に…②》
第1章 あたし磨き
『ちょうどいい?ってことは…2人共寝た…
!!、あたしや高瀬らを騙そうとした結城の嘘の告白は…』
相沢は菜々美に睡眠薬入りのコーヒーを飲ませ拉致した、
あの夜の事を思い出しているような口調に変わる。

『菜々美部屋に帰っていなさい』
『どうして?』
『心配そうな声をしないでほしい、大丈夫だから』

後ろに立った時から彼は菜々美の両肩に手をあてていて、
彼女を覗き込むように見おろす結城と、
顔をあげ彼を見上げる菜々美の視線が絡まりあう。

チッ‥
相沢の舌打ちが聞こえた。
『菜々美っ、早くっ』
そう言いながら彼は菜々美をマンションの入り口方向へ優しく押すかのように促した。

彼を振り返り振り返りマンション入り口へ歩き始めた菜々美を、
頷きながら見ている結城。
『ばっかみたい、あたしも帰ろ』
相沢も後方に停められた友達の車へ歩き始めた――かに思えた。

『許せない!』
足早に近づき相沢が菜々美の背後から上着襟元を掴む、
その動作により菜々美の足元がふらついた。

『!?――ひぁ…』
びっくりして声にならないかすかな声の菜々美。

『菜々美!!』
結城の慌てる声。

『この嘘つき!泥棒!』
相沢は手を高くあげ標的めがけて振りおろした。

パシッ――‥
叩かれる音。


痛くない…
えっ、痛くない?

菜々美は怖くて閉じた目を、見開いた。
目の前に見えるのは結城さんの背中!?

あたしのかわりに叩かれたのは結城さん!
やだ、心がぎゅっとせつなくなる…

『あたしのかわりに…ごめんなさい…』
『菜々美部屋に帰っていなさい』

結城・菜々美のお互いを気づかう様子に相沢には逆効果だった。

『そうやって上目遣いで男をたぶらかすの?
純情そうなフリをしてたいした性悪ね、江崎菜々美』
『男をたぶらかすだなんてあたしは高瀬さんと結城さんしか知らない』

あたしずっと片思いばかりだったもの!
付き合いのノウハウなんて知らない!
結城さんの前でひどい!
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