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君を好きにならない
第1章 へぇ〜 平塚真琴さんって 真琴くんだったんだ〜

小学生じゃあるまいし
手をぎゅーっ…
で終わりじゃねぇよな?


けど

どこまでならいいんだ?


「ま、真琴」


「はい」


えっ…

俺の手を握ったまま
目だけで
俺を見つめる真琴は

今にも
泣き出しそうな顔


な、なんだよ

猛烈に抱きしめてぇー!


「だ、大丈夫か?」


俺は
自分の手を自由にして
膝立ちになり
こたつの向こうの
真琴の髪に触れた


あぁ…

やわらけぇ

そして
その髪の中に
指を埋めて
真琴の体温を感じた


その
潤んだ瞳に
キスをして


その
力無い唇に

甘いキスを


落としたい


あの日


できなかった

キスを…



「向井さん…」


「ん?」


なんも
気にすることはねぇ

俺に任せとけばいいんだ



「ありがとうございます

ほんとに
僕…

もう限界だったから」



「気にすんな

かまわねぇさ
ちょっとくらいなら


任せとけ

俺に」




やべぇ

こいつを猛烈に


抱きたい



その時だった


「向井さんが
優しい人でよかったです

これで

これで
毎日ご飯食べられます!

あ、でも大丈夫です
お金は
少しでいいんです
とにかく
何か食べられれば…」





えっ?



我慢って



飯のこと?




てか

お前
金がねぇのかよー!!



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