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New year
第3章 初詣
「そういう風に言い切っちゃえる祥悟さんが、すごいカッコいいって思って。もちろん、家政婦雇う余裕なんてないし、奥さんとかお嫁さんに夢見てる部分が多分にあると思うけど。ウチの両親は いい反面教師になると思うから。精一杯、大事にします。だから…」
「嬉しい…隆行くん…」
「でね、その、まだ指輪も用意してなくて…でも、あの、ちゃんと、エンゲージリングは買うからね、あんまり高いの買えないけど…」
「指輪には拘らないけど…これ貰ったし。」
美佳ちゃんは左手薬指に嵌めた、クリスマスプレゼントのシンデレラのチャームがついた指輪を触る。
「そ、それは、フツーのファッションリングでしょ。エンゲージリングは、けじめだから。美佳ちゃんと結婚したいって思ってるっていう意思表示っていうか…だから、ちゃんと用意するよ。でも、ちょっと待ってね…」
美佳ちゃんはこくんと頷いて。
嬉しそうに俺の肩に頭を預けながら、
「今日、初詣に行って良かった…」
と呟いた。
「嬉しい…隆行くん…」
「でね、その、まだ指輪も用意してなくて…でも、あの、ちゃんと、エンゲージリングは買うからね、あんまり高いの買えないけど…」
「指輪には拘らないけど…これ貰ったし。」
美佳ちゃんは左手薬指に嵌めた、クリスマスプレゼントのシンデレラのチャームがついた指輪を触る。
「そ、それは、フツーのファッションリングでしょ。エンゲージリングは、けじめだから。美佳ちゃんと結婚したいって思ってるっていう意思表示っていうか…だから、ちゃんと用意するよ。でも、ちょっと待ってね…」
美佳ちゃんはこくんと頷いて。
嬉しそうに俺の肩に頭を預けながら、
「今日、初詣に行って良かった…」
と呟いた。