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第5章 七草粥
「少し苦味があるけど、思ったより食べやすいね」

「鶏肉も入れてるしね。本当は、もっと苦いのかも知れないけど、ウチはあんまり苦くしないように、山菜類を1度湯がいて灰汁出しするから…コレで子供の頃から食べてるの。本来は、お正月のご馳走で疲れた胃を休ませる、って意味だから、苦味も重要なんだけどね。」

「確かに、春先に山菜類が採れて出回るのって、デトックス効果だって言うね。冬に食べ過ぎるから。」

「そうそう。」

お粥を食べながら微笑みあう。

「昔は苦いものが苦手だったんだけど、美味しいよ。菜摘の作り方が上手いのか、自分が歳をとって味覚が変わったのかどっちだろう…」

「………」

リアクションしづらいこと言わないでよ…

「なんかリアクションしてよ。…地味に傷付くじゃない…」

……自虐だったの。
意外すぎてわからなかったわ…

時々、私はまだまだ義隆さんのことを知らないわ、と感じるのだけど。

今日もまた、義隆さんの意外な顔を見た…と思いながらお茶をすすった。



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