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New year
第3章 初詣
「さっきの初詣…ホントは、隆行くんのお嫁さんになれますように、ってお願いしたの…でも言うの恥ずかしいし、そもそも湊川神社って縁結びの神様じゃないからそんなお願いもどうかなって思っちゃって…言えなかったの。」
湊川神社が何にご利益があるのかも、そもそもどこが縁結びの神様なのかも知らないけど…
「俺…美佳ちゃんと結婚できますように、ってお願いしちゃって…俺も恥ずかしくて言えなかったし、こんなこと神頼みするのもどうかなって後から思った…」
「私、家事とかあんまり得意じゃないし、いいお嫁さんになる自信ないけど、それでもいい…?」
「…いいお嫁さんて、家事が得意な人のことなの…?そうじゃないよ、きっと。俺のこと好きでいてくれる人が、いいお嫁さんだと思う。…祥悟さんがさ、結婚してから、結城さんも…あ、もう結城さんじゃないか…奥さんも仕事してるから、って話してたことがあって。奥さん専業主婦にならないんですかって聞かれて、俺は家のことしてほしいから結婚したんじゃない。家のことしてほしいなら家政婦を雇えばいい、僕の奥さんは、専業主婦なりたいって言ってないから。本人が望んでないことを押し付ける意味が分かんないって言ってたんだ。」
湊川神社が何にご利益があるのかも、そもそもどこが縁結びの神様なのかも知らないけど…
「俺…美佳ちゃんと結婚できますように、ってお願いしちゃって…俺も恥ずかしくて言えなかったし、こんなこと神頼みするのもどうかなって後から思った…」
「私、家事とかあんまり得意じゃないし、いいお嫁さんになる自信ないけど、それでもいい…?」
「…いいお嫁さんて、家事が得意な人のことなの…?そうじゃないよ、きっと。俺のこと好きでいてくれる人が、いいお嫁さんだと思う。…祥悟さんがさ、結婚してから、結城さんも…あ、もう結城さんじゃないか…奥さんも仕事してるから、って話してたことがあって。奥さん専業主婦にならないんですかって聞かれて、俺は家のことしてほしいから結婚したんじゃない。家のことしてほしいなら家政婦を雇えばいい、僕の奥さんは、専業主婦なりたいって言ってないから。本人が望んでないことを押し付ける意味が分かんないって言ってたんだ。」