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New year
第2章 おせち料理
今年の年末年始休暇は長い。27日が仕事納めで、年明け4日までの8連休。
と言っても遙は身重だからどっこも行けないし、だだ混みの初詣も初売りも行く予定はない。
独身だった時も、10年前親父が死んでから、お袋は姉貴夫婦と同居になって実家ももうないから、田舎にも帰らなくなったし、別に正月だからって特別なことするでもなく、正月番組ってクソ面白くねぇ…とぼやきながら大量にDVD借りて観たりしてたくらいで、ただ長い休みをダラダラと無為に過ごしてきた。
おせち料理なんて買ったこともない。
雑煮も…作らん。
でも、今年は遙と2人だから、何かしよう、ということになって。
28日に2人で買い出しに行く。
おせちと言ったって殆ど買って詰めるだけだけど。
紅白の蒲鉾に黒豆、田作り、数の子を買う。
伊達巻は俺が甘いの好きじゃないから、じゃ家で出汁巻でも焼こう、となって。卵と、中に彩りで法蓮草入れよう、と言ってそれも買った。
と言っても遙は身重だからどっこも行けないし、だだ混みの初詣も初売りも行く予定はない。
独身だった時も、10年前親父が死んでから、お袋は姉貴夫婦と同居になって実家ももうないから、田舎にも帰らなくなったし、別に正月だからって特別なことするでもなく、正月番組ってクソ面白くねぇ…とぼやきながら大量にDVD借りて観たりしてたくらいで、ただ長い休みをダラダラと無為に過ごしてきた。
おせち料理なんて買ったこともない。
雑煮も…作らん。
でも、今年は遙と2人だから、何かしよう、ということになって。
28日に2人で買い出しに行く。
おせちと言ったって殆ど買って詰めるだけだけど。
紅白の蒲鉾に黒豆、田作り、数の子を買う。
伊達巻は俺が甘いの好きじゃないから、じゃ家で出汁巻でも焼こう、となって。卵と、中に彩りで法蓮草入れよう、と言ってそれも買った。