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秘めごと
第2章 開花
私はなんて言おうか迷って、それでもどうにかしたくて、勇気を振り絞って言った。
「か、痒いの…」
「痒い?掻けばいいんじゃないかな…」
当たり前だが、困ったみたいな笑い顔で返された。
違うのに。
だから私は大胆に彼の空いた手を掴む。
何時もならそんなことしない。でも今の私は頭の中が軽くパニックだった。
掴んだ手をゆっくり自分のスカートの中に誘い、見上げる。
僅かに下着に指が触れ震える。
「ココ…ココが…痒い、の…柏木さん…」
蚊がなくような声で、彼の耳に。
もう恥ずかしくて消えたくなった。
彼は何を思っただろう。
私は不安で怖くてたまらない。
「…本気?」
「…?」
黙りこくった彼の声が聞こえて安心しながら、見つめた彼の目が怖いくらい熱を持ったように思えた。
それさえも、ただ私の熱に変わる。
「…ハ、イ」
「そう…」
スッと瞳が細くなって、さっきより体が密着した。
そのつかの間に、彼の指が私の手から離れて下着ごしに擦る。
「ヒッ…ア!」
瞬間、たまらない痺れが私の体を巡った。
カタカタと膝が震える。
「…何でもうこんなに濡れてるの?」
下着ごしに触れられた秘部が、朝の時みたいに濡れているのが分かる。
クチクチと中で恥ずかしい音を出して収縮を繰り返しながら。
「もしかして、電車とか興奮する質なの?」
「ちがッ…」
「だよね、この間そんなことなかったし」
喋りながら、彼の指はソコを上下になぞり、時々中にグッと押し込んでくる。
その度に強すぎる衝撃が体を襲う。
「アッ、ン…ヒッ」
「しー…。声押さえて。周りにバレちゃうから。無理なら俺の服噛んでていいよ」
私は慌てて残った理性で口を塞ぐ
グチャグチャ
「…ッ、ン…」
「中、入れてイイ?」
私は訳も分からずコクコクと頷く