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嫌いじゃなかったの!?
第2章 1ページ目。
「やだ!ほんとにイケメン!」
松本さんが黄色い声を上げた。
「じゃあ佐伯くんの席は真ん中の島の1番奥だから」
真ん中の島の1番奥で空席なのは私の隣だ。
そして真ん中の島は「週刊ボーイズ」のコミックの営業の担当者達が座っている。
ということは、佐伯さんは週刊ボーイズ担当なのか
週刊ボーイズのコミック営業担当は私を合わせて3人で、
野田さん、40歳既婚で週刊ボーイズコミック営業担当のリーダーの石川さん、そして私だ。
週刊ボーイズは最近できた雑誌で、まだまだ知名度が低く、知名度を上げるために書店を走り回っていた。
もっともっと週刊ボーイズを知ってもらうためには人手が欲しかったところだ。
ナイス部長。