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嫌いじゃなかったの!?
第6章 5ページ目。
「営業部の真嶋です!」
そういうとぐちゃぐちゃのデスク街の奥から
「あ!杏子ちゃん待ってたよ!」
という声が聞こえる
私が応接スペースで待っていると、シワシワのシャツを着た男性が現れる
その男性の名は三河純也さん。週刊ボーイズの『爛漫』の編集者だ
『爛漫』は
文明開化の明治時代、廃刀令が出て誰も刀を腰に刺して歩かなくなったそんな時代
一旦は平和を取り戻した江戸の町で謎の変死体が発見される
その変死体の胴体は噛みちぎられたような跡を残して、見当たらず下半身だけが見つかった
それを機に次々と見つかる変死体
なんとその事件の犯人は妖怪だった
しかし、ただの妖怪ではなく人間の手によっていろんな妖怪が混ざった、紛い物だった
それを聞きつけた主人公「佐久夜」は紛い物達を倒していく中で黒幕を突き止める
というようなストーリーだ
週刊ボーイズでのランキングは3位
結構人気がある方だ
私も毎週楽しみにしている