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嫌いじゃなかったの!?
第6章 5ページ目。



それ以来、


「仕事場以外もお願いしたいものですが、会社では特に!いや絶対!触ってきちゃダメです!」


という約束を交わした、一方的に。


それ以来触ろうとしてくることは無くなったが、今回はどうしたことか。


今までは2人きりになった時にしか触って来なかったのに、今回は人前で…!!



ん?


それにしても、佐伯さんは黙ったままだ


「さ、佐伯さん?」


そういえば随分ご立腹の様子だし、何にそんなに怒っているのか…


私が怒りたいくらいよ!


そんなことを思っていると佐伯さんは6階のボタンを押した


しかし、6階は私たちのオフィスがある階ではなく、会議室や接待室があるところだ


なんでそんなところに?


「佐伯さん聞いてます?っていうか6階になんの用事があ」




それ以上は言えなかった


私はドンッとエレベーターの壁に押さえつけられ佐伯さんに荒々しく口づけをされた


「ッ!?」


抵抗しようにも私の手首は佐伯さんの大きな手で拘束され、壁に貼り付けられている


それでもなんとか抵抗しようとしている間に佐伯さんの熱を持った舌が唇を割って入り込んでくる


「んっ!ふぁっ…さふぇ…き…ぁんっ!」


口内で私の舌に絡んでくる佐伯さんの舌で、私は抵抗する力を失う





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