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嫌いじゃなかったの!?
第6章 5ページ目。




身体中が犯されている、そんな感覚


甘い舌の動きに体が痺れて、もうどうにでもなれ、と思ってしまう


しかし、ここはエレベーター、いつかは6階に着くし、防犯カメラが付いている


だがさすがは佐伯さん、防犯カメラの死界に入っている



しかし、そんな心配をしている間にも舌の動きは止まらない


歯茎を舐め上げ、上顎を舌でなぞられると立っているのもやっと。


「んふぁ…ぁっ…ん…」


あ、もうダメだ。


足に力が…


そう思った矢先


チンッ


と言う音がしてエレベーターが止まった



これで快楽から解放される。


そう思ったが、違った



佐伯さんは口づけをやめて、私の手首を掴みエレベーターを出た


「佐伯さん!?」


私は驚いて声をかける


「私、6階に用なんてないですよ!」


そう言うと、佐伯さんは


「真嶋さんが悪いんです」


と忌々しげに言った


な、何かした!?


するとたどり着いたのは男子トイレ。


え、トイレに私を連れてきたの?いわゆる連れション?


いやいや!いくらなんでも連れションは!


そう思っていると佐伯さんは男子トイレに入っていく


私は手首を掴まれているわけだから当然入ってしまう


6階のトイレは来客用も兼ねているのでわりと綺麗


男子用の便器が6つあって個室が5つ


その個室のうちの1番奥の1つに私は佐伯さんに連れて入られる


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