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嫌いじゃなかったの!?
第7章 6ページ目。

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「で、ちゃんと説明してよ。杏子も戸惑ってるでしょ」


はい、大変混乱しております。


彼氏さんは私の向かい側に真希ちゃんと並んで座った


そして、大きな目をパチパチさせて


「いっやぁ〜、俺もびっくりしてんの!」


「と、とりあえず、お名前教えてもらっても…?」


衝撃の出会いをしたので名前聞きそびれた


そんな相手に私は名前を知られていることに驚きを隠せないけれど


「あ、そうっすね!俺、真希の彼氏の松田朔太郎っていいます!」


松田さん…か…


私は聞いたことないなぁ。


どうやら、昔会ったことがある線はないようだ



「あ、一応…。私は真嶋杏子っていいます」


私がそういうと「知ってます!」と返ってくる


どういうことだろうか…



元気ハツラツとした松田さんを「早く詳細言いなさいよ」と真希が文句を言う


そんな真希を気にすることなく、「話すと長くなるんすけど〜」と思案顔の松田さん


そんな長くなるような濃密な関係になった覚えはない


酔った時、意識がない時に介抱してもらったとか?そんな感じ?


もしそれだったら多大なる恩があるに違いない



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