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嫌いじゃなかったの!?
第7章 6ページ目。





プシューッ、ビーーッ



私は佐伯さんの分の運賃も払って、一緒にバスから降りた


バスの中では、しっかり1人で歩いていたのに、バスが去るとすぐに倒れそうになったので私が即座に支えた


赤の他人に対してのプライドというか、壁が異常に高いように思えるが、それは…



でもいまはそんなこと気にしてる場合じゃない


ともかく今は佐伯さんを家まで連れて帰らなければならない


もしかしたら一人暮らしだろうか?


一人暮らしだったならコンビニで栄養のある食べ物やドリンクを買ったほうがいいかもしれない


ということは、結構時間がたってしまう


今日は私は蓮と決めたご飯当番制の夜ご飯係だ


しかし、それまでに帰れるだろうか


もうすでに家についていて、「腹減った、飯食わせ」状態の蓮には早めに連絡しておかなければならない


しかし今は、佐伯さんを横にならせてあげることが最優先、連絡は後にしよう




「佐伯さん、住んでるアパートかマンション名教えてもらっていいですか?」


もしかして私なんかに教えてもらえないかとおもっていたが、さらりと自分のマンション名を言った


しかし、予想外の驚きがあった


佐伯さんが口にしたマンション名は、ここら辺で3番か4番くらいの高級マンションだった


驚きを隠すことはできなかったが、とりあえずはそこに向かう

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