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嫌いじゃなかったの!?
第8章 7ページ目。





そんな幼馴染と今日は買い物に行く。


1人の休みの日にはあまり行かないショッピングモールだとか、おしゃれなレストランとか


毎年おきまりのコース


でもそれが私はとても好きだ


変わらない感じ。一年に一回だから飽きないし、蓮はどうだかわからないけど、私は毎年楽しみにしている。


一昨年は水族館に行った。


その前は隣県に日帰り旅行。


蓮には気を使わなくてもいいからすごく楽。





蓮は、私が起こしに行ってから20分後にリビングに来て朝のテレビ番組を寝ぼけ眼でみながら朝ごはんを食べている


仕事の日はキチッと起きて、ニュースを食い入るように見ているのに


オンオフしっかりするタイプの人


これは昔から変わってなくて、安心するところでもある







「蓮ー、準備できた?」


私が玄関で靴を履きながら声をかけると、洗面所から寝癖のあった髪をしっかりセットして、キリッとした顔の蓮が出てきた


黒のスキニーに白のTシャツ。カーキの薄め生地のブルゾンを羽織って蓮のお気に入りのネックレスをしている。


自分がかっこいいのをわかっているかのような服装。いちばんのアクセサリーは顔。とでも言いたげな。


まぁこれは私の勝手な想像だけれど。


シンプルなのにそれを感じさせない、


これまた隣を歩くと美と醜の差が目立つわけだけれど、それはもう慣れた話。


何年の付き合いで、何年隣を歩いたと思ってるのよ



そんな私は今日は白のロングスカートにチェックのシャツをインして夏っぽく。


暑いからあんまり重ね着したくないってのもあるけど



「よし、じゃあ行くか」


そう言って扉の鍵をして私たちは歩き出した




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