この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
嫌いじゃなかったの!?
第9章 8ページ目。



〜凌side〜


ここ2日くらい杏子は髪を下ろして出社して来ている


このジメジメとした季節に、胸元まであるストレートの長い髪は邪魔だし、暑いだろう。


何故そうしてるか聞いても答えてはくれないし、2人きりになった時に髪に触ろうとしたら今まで以上に避けられて、怒られた







そして、何よりも気がかりなのは、他の部署の奴が杏子に気づいてしまったことだ



「なぁ、佐伯!お前の部署にあんな美人いたっけ!?」


俺と同期で、雑誌宣伝部にいる重富と廊下で出会った時にそう言われた


「誰のこと?」


そう聞くと


「なんつったかなー、三島?じゃないな…あ!真嶋!真嶋さん!」


と言った


正直、杏子の名を軽々しく口にしないで欲しい。そして何よりも「しまった」と思った。


心のどこかで焦りを覚えた。


というか、なんでこいつは杏子のこと知ってんだ?


不思議に思い尋ねてみると


「昨日2人で打ち合わせしたんだよ!『週刊ボーイズ』のホームページの宣伝方法について!」


なるほど、確かに昨日、杏子には打ち合わせの予定が入っていた


「あの人、スッゲェスタイルいいよな!胸でっかかったし!最高。」


ふざけんな。そんな目で杏子を見ていいのは俺だけだ。



こいつは杏子に手を出しかねない


そう思い


「でもあの人結構無口で、重富とは気が合わないんじゃないかな?」


クギを刺すとまではいかないが、どうにか重富の興味が杏子から逸れる事を狙って言った


もちろん、とびきりの営業スマイルで


すると、


「ふーん、ま、明日も打ち合わせあるからそん時また話すわ!じゃな!」


そう言って重富は去っていった






/319ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ