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嫌いじゃなかったの!?
第9章 8ページ目。

重富は去っていったが、心の奥底にあるなんとも言えない「不安」は通り去ってはくれなかった
むしろ大きくなったように思える
でもこれがなんの不安なのかわからない
杏子が髪を下ろして来たことの理由か、それとも最近思い悩んでいる理由か
「あー、くそッ…」
杏子が俺の物だったら、彼女だったら。
こんな思いはしなくてすむのに。
恋なんてものをしなかったら、人を思って、恋い焦がれて、胸が苦しくなることなんてない
でも、杏子が自分以外の奴のものになるのはもっとキツイ
何よりもキツイかもしれない
頼むから何も起きないでくれ

