この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嫌いじゃなかったの!?
第9章 8ページ目。

.
.
.
時刻は16時半
お、終わらなかった…
今日は論点のずれた無駄話が多かったように思える。
本題を話していたのはほんの最初の20分でなかなか白熱した話し合いだったのに、急に糸が切れたように他の話をし始めた時には耳を疑った
これって明日の会議までには決めておかなきゃならないことなのに、どうするつもりなんだ?この人。
「あ!もうこんな時間ですね!真嶋さん会議でしょ?」
「え?あぁ、そうですが…しかし、これって明日までに決めなきゃいけないんじゃないですか?」
私がそう言うと、困った様子1つせず
「はい!」
と言った。
えぇ…この人やばい人なんじゃ…
「今日終業後にまた話し合いますか?」
「ぜひそうしましょう!」
私の提案に少し食い気味で乗って来た重富さん。
せっかく今日は残業なしで帰れると思ったのに…
今日の夜ご飯当番私なのに!
まぁ、しょうがかい。
この人の話の逸れていく論点を修正できなかった私にも責任はある。
「じゃあ、18時ごろにまたここで」
私がそういうと
「ついでなんで、飯食いに行きましょうよ!」
そう食い気味で言って来た。
そして、そこで打ち合わせをしましょう!と付け足す重富さん。
は、はぁ…なんのついでなのだろう…
「で、でもここでもできますよ?」
私はなんとかこの人との食事を避けたくてそう反論したがその甲斐は無く、
「まぁまぁ!細かいことは気にせず!じゃ!18時ごろに下のロビーで落ち合いましょ!」
そう言って颯爽とかえっていった
私は数秒その姿をあんぐりして見ていたが時計を見て急いでその場から去った

