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嫌いじゃなかったの!?
第9章 8ページ目。





「あ!真嶋さん!レモンサワーきてますよー!」


そう言って私の目の前にレモンサワーを差し出した


「あ、ありがとうございます」


私はそのレモンサワーを受け取って一口飲む


うん。美味しい。


でも少し土のような味がするのは気のせい?


きっと私の舌がおかしくなっているんだろう






その時は、私がレモンサワーを飲む姿をニヤニヤといやらしい笑みで見ている重富さんなんて知る由もなかった







レモンサワーを半分まで飲んだくらいだろうか、なんだか体が熱くなってきた


しかしそれはただの酔いだと思って気にしないでいたが、だんだんと体の奥底がうずうずと疼くようになってきたのだ


そして秘部がしっとりと水気を帯びているのを感じた


そこでようやく何かがおかしいことに気がついた


私は顔をしかめる


するとそれを見た重富さんは面白そうに


「真嶋さんどうしたんですか?体辛いですか?」


そう聞いてくる


その時、冗談半分で「この人に毒とか盛られちゃったかも」も思った。


正しくは毒ではないのだろうけど、体がこうして疼くような薬を盛られたのかもしれない。




そして私は気づく、この人は私を犯そうとしている。


この目。このいやらしい笑み。


『あの時』のあいつらの目と一緒だ。


私の予想は確信に変わる。



そう思ったら、にわかに震えが起こる。


どうしよう、怖い、助けて!

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