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嫌いじゃなかったの!?
第9章 8ページ目。



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ピピピピピ…


くぐもったアラームの音で目がさめる


しかし今日はいつもと違った


「うっ…」


起き上がろうとしても起き上がれないし、腰は痛いし、声も掠れてる


服だって着ていない。



ぼんやりとした頭がだんだんとはっきりとしてきて、しっかりと昨日の情事を思い出した


つまり、隣で寝ているのは凌。




あいも変わらず凌は私をがっちりホールド



「凌ー、起きてー」


今日は起きてもらわないと


仕事あるし…って仕事おおお!!!




非常事態発生!!


家に一回帰る時間は無い!しかし服は昨日のまま!!


こんな状態で2人で会社に行ったら…


もちろん、そういうことでしょ?って!!なるよね!!


一度、編集部の人が作家の方と2日連続同じ服で会社に来られた時は少しざわついたけれど!!


私も「そんなこともあるんだなぁ」と、納得はしたけれど、なんとなく昨晩の情事が想像され、なんとも言えない気持ちになったのを思い出した



しかも私達は同じ部署!


どどどどうしよう!こんなこと初めてだ!


出勤までの時間でオープンしている服屋さんは無いものか!24時間の服屋さんとか!



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