この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嫌いじゃなかったの!?
第9章 8ページ目。

.
.
.
ピピピピピ…
くぐもったアラームの音で目がさめる
しかし今日はいつもと違った
「うっ…」
起き上がろうとしても起き上がれないし、腰は痛いし、声も掠れてる
服だって着ていない。
ぼんやりとした頭がだんだんとはっきりとしてきて、しっかりと昨日の情事を思い出した
つまり、隣で寝ているのは凌。
あいも変わらず凌は私をがっちりホールド
「凌ー、起きてー」
今日は起きてもらわないと
仕事あるし…って仕事おおお!!!
非常事態発生!!
家に一回帰る時間は無い!しかし服は昨日のまま!!
こんな状態で2人で会社に行ったら…
もちろん、そういうことでしょ?って!!なるよね!!
一度、編集部の人が作家の方と2日連続同じ服で会社に来られた時は少しざわついたけれど!!
私も「そんなこともあるんだなぁ」と、納得はしたけれど、なんとなく昨晩の情事が想像され、なんとも言えない気持ちになったのを思い出した
しかも私達は同じ部署!
どどどどうしよう!こんなこと初めてだ!
出勤までの時間でオープンしている服屋さんは無いものか!24時間の服屋さんとか!

