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第3章 2ページ目。

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今夜は居酒屋「ひふみ」を貸し切っての歓迎会。


コミック営業部20人全員参加。


18時半からのスタートですでに1時間経っている


あぁ、恐妻家だという部長がベロベロになって居酒屋のバイトの女の子を口説いている


ただでさえ、ベロベロになって帰っただけで冷水で風呂に強制的に入れられると話していたのに、今夜は家に帰らない方がマシじゃないだろうか。


「杏子ちゃんお酒減ってないよ？今日は無礼講！じゃんじゃん飲みな！」


と、青年誌売り上げ一位の『ピース』のコミック営業担当リーダーの三井さんは横に大きなジョッキタワーを作りながらも酔った様子がまるで感じられない様子で言った


「減ってますよ！もうこれ2杯目です！」


「1時間経ってまだそんだけ！？せっかく2時間飲み放題なんだから！飲まないと損だよ！」


た、確かに…


2時間4000円でなんでも飲み放題。頼み放題。


これでちょびちょび飲んでたら確かに私は損してる。