この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
嫌いじゃなかったの!?
第11章 10ページ目。


.

.

.


そういやぁ、神保町って杏子の会社があるとこじゃないか?


まぁ、だからどうしたってことはないけど


しかし、心のどこかで一目でも杏子の姿を見れないかと期待した。


家で散々見ているというのに。



時刻は20時過ぎ。


人が多い。





祐樹と隆也のいる居酒屋まではあともう少しという時、見知った男が横を走り去っていった


あれは…


「佐伯…凌…」



前にあいつを見たときはクールに、他人に興味がなくて、熱くなるのがカッコ悪い


というような様子だったのに、先ほど走り去った姿は焦っているようにも見えた


余裕しかなさそうな奴なのに。




だからなの、なぜそんなにも焦っているのかが気になって、俺もその背中を追いかけることにした。


あいつは背が高いらしく、見失うことはなかった。


しかし、足が速い。


俺でも最近出したことないくらいの、全速力。


そんなに慌てるようなことがあるのだろうか?


俺も走った。少し緩めではあったが、見失わないようにと。




走り出してから少し経った頃、佐伯はある街路樹のそばで立ち止まった


そして、1人で下を向きながら何か話しているようである。



ん?一体何に向かって話しているんだ?

/319ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ