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嫌いじゃなかったの!?
第12章 11



その姿に私は人知れず感動していた


直接ではないが、蓮にとって凌は恋敵なわけだ


蓮のことだから一発殴っていてもおかしくはない。


しかし、蓮はそうしなかったということは、どこかで凌を認めていたんだろう。



私が固い握手を交わしているところを微笑ましく見ていると、突然蓮が私を向いて


「じゃあここからは男同士の話をして来るからお前あっちの方に座って俺の荷物見張ってろ」


そう言った


え、ええ〜!!


「私だけ仲間ハズレにしないでよ!」


「お前の体に関する、あーんなコトやこーんなコトをお前は平常心で聞いていられるのか?」


な…!?


「蓮のばかー!」


蓮と凌が笑ってる


蓮の言った事は冗談だということがそこでようやくわかる


は、はめられた…


2人はロビーの少し遠くへ行ってしまった



私はその2人をただ待つことしかできなかった


でも、内容が気になる…


後で凌に教えてもらおう…


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