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嫌いじゃなかったの!?
第13章 12



「んふふ、そうだね、今度からは、ただいまだ。」


そう言って、靴を脱いで私にあてがわれた部屋に行く。



この高級マンションにして、部屋数は多く、凌はそれを持て余してたらしく、私の1人部屋をもらった。


これは私の持論なのだけれど、同棲しても自分の部屋は持っておいた方がいいと思う。


お互いに自分の時間は必要だし、いくらラブラブといえど、年がら年中一緒にいるというのはなかなかに辛い。


そういうわけで2人で話し合いこういう結果になったわけだが、1つだけ折れてくれなかったことがある。


それは、


寝室は一緒でベッドもダブルベッド。



い、いやまぁ、別々というのもなかなかに寂しいけれど、毎日一緒に寝てたら、そりゃ、夜の情事は増えるわけじゃないですか…


しかし、私は耳寄り?な情報を得ました。



同棲カップルがセックスレスになる理由があるらしく、それは


男性は彼女を完璧に手に入れた安心感からあまりエッチをしなくなるらしい。


という情報。


そういうこともあって私は渋々同じベッドで寝ることを承諾したのだ



あとは、書棚を共同にした。


凌はたくさん本を持っていて、それを置くためだけの部屋があった


私もたくさんの本を持っていたし、趣味も結構似たところがあって、一緒に置かせてもらうことにした



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