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嫌いじゃなかったの!?
第3章 2ページ目。
なんか拍子抜けだ
頑張ってた私がアホみたい
少しヤケになって2杯目をグビグビっと飲み干していると、
頰がだいぶん赤くなった松本さんがレモンサワーを二つ持って私と佐伯さんの座る机にやってきた
「若者たちやってるか〜い?」
からみ酒…
「杏子ちゃんにはこれあげるー、ここのレモンサワーすっごい美味しいの!」
そう言って二つ持っていたレモンサワーの飲みかけじゃない方を私にくれた。
「ありがとうございます、とっても楽しんでますよ」
そういってレモンサワーを飲んでみる
うん。確かに美味しい
私がレモンサワーを味わっていると
「あ、そうだ君達ぃ。連絡先とか交換したの?」
「いえ、してませんよ」
当たり前だ。
きっと美女揃いの佐伯さんの知り合い欄に、私の名前なんて並ばせることはできない
私がそう答えると、松本さんは目を見開いて
「ええ!?何してんのよ!こんなイケメンが近くにいるのに!」
「い、いえ、それは佐伯さんが迷惑だと思いますし」
そう言って私は佐伯さんの顔を伺った
佐伯さんは赤い顔で何かを考えるように松本さんの顔を見ていた