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嫌いじゃなかったの!?
第13章 12
〜凌side〜



杏子があの本を読んでいたのをみたときは驚いた


でも、いつかは話そうと思ってたことがそこに全て書いてある


自分の書いた文章を読まれるのは少しこそばゆかったけれど


長話をするよりはマシだ



俺は杏子が持って来た食器やキッチン用品、それに雑貨などを配置していた


杏子のものが配置されたリビングは見違えた


まるで自分の家じゃ無いみたい


杏子もあまり物を置かないタイプだったみたいでそんなに物があるわけじゃないけど、


自分の物と杏子の物がミックスされて不思議な…


いや、幸せな気持ちになる




やべ、にやけてた




それでもやはりきになる


あの小説に書いてあること以外にも話さなきゃいけないことがあるからだ


細かいところから重要なところまで



でも今はとりあえず杏子が読み終わるのを、杏子の物がある部屋で、待とう


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