この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嫌いじゃなかったの!?
第14章 13ページ目。
私の体は凌に抱き上げられていた
「凌!?どうしたの!?」
「風呂に入る」
「じゃあどうして私を持ち上げてるのよ!?」
ムスッとした凌は答えてくれない
訳が分からなくて、凌の腕の中で身をかたまらせているとお風呂場に到着してしまった
すると私を床へと下ろして、凌と私は向かい合う形になる
まだムスッとした顔の凌は形の整った口を少しだけ尖らせてブツブツと、
「一緒に入りたいんだよ」
そう、吐き捨てるように言った。心なしかすこし頬が赤い…?
いやそんなことよりも、胸の内から溢れる言葉を私は我慢できなかった
「か、可愛い…」
なんだ、今までは余裕をかましていたのか、こんな風に拗ねた様子を私には見せなかった
いや、きっと他人には見せなかったのだろう。その証拠に凌は少し戸惑っている。
女性はただの性処理として扱っていた時間が長く、本性で人と接することが少なかった彼にとっては新鮮で、ながらく忘れてしまっていた感覚なのだろうか…?
そんなことを考えていると、凌に対する愛おしさが止まらない。
私が可愛いと言うと、凌は
「あんたに言われたくない。というか、なに余裕ぶってんの?」
そういうと、先程の可愛い表情はどこかへ消えて、いつもの私を弄ぶ様な、意地悪な表情へと変わった
さっきの小動物の様な凌は何処へ…
「凌!?どうしたの!?」
「風呂に入る」
「じゃあどうして私を持ち上げてるのよ!?」
ムスッとした凌は答えてくれない
訳が分からなくて、凌の腕の中で身をかたまらせているとお風呂場に到着してしまった
すると私を床へと下ろして、凌と私は向かい合う形になる
まだムスッとした顔の凌は形の整った口を少しだけ尖らせてブツブツと、
「一緒に入りたいんだよ」
そう、吐き捨てるように言った。心なしかすこし頬が赤い…?
いやそんなことよりも、胸の内から溢れる言葉を私は我慢できなかった
「か、可愛い…」
なんだ、今までは余裕をかましていたのか、こんな風に拗ねた様子を私には見せなかった
いや、きっと他人には見せなかったのだろう。その証拠に凌は少し戸惑っている。
女性はただの性処理として扱っていた時間が長く、本性で人と接することが少なかった彼にとっては新鮮で、ながらく忘れてしまっていた感覚なのだろうか…?
そんなことを考えていると、凌に対する愛おしさが止まらない。
私が可愛いと言うと、凌は
「あんたに言われたくない。というか、なに余裕ぶってんの?」
そういうと、先程の可愛い表情はどこかへ消えて、いつもの私を弄ぶ様な、意地悪な表情へと変わった
さっきの小動物の様な凌は何処へ…