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嫌いじゃなかったの!?
第4章 3ページ目。
『あの件』以来、両親は私に対して過保護になった。
だから私が進学して東京に行きたいと言った時には大反対した
でも、高校生の頃から出版業界で働きたかった私は、どうしても東京に行きたかった
しかし、三日間の言い争いの末、私は半ば諦めかけていた
もう地元で働こう。
その旨を蓮に伝えると
「じゃあ俺が話してやる」
そういった
藁にもすがる思いだった
そして、蓮は両親の前でこう言った
「おばさん、おじさん。俺が東京では2人の代わりに杏子のこと守るから、杏子の夢叶えさせてやれないか?」
その言葉に私の両親は納得し、蓮と一緒に住むという条件付きで上京を許してくれた