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嫌いじゃなかったの!?
第4章 3ページ目。
でも私は蓮に何ができているだろう
私は蓮の支えになれているのだろうか?
蓮には女の影がない。
家に女性を呼ぶこともないし、友達すらも呼ばない
ほんとは友達と家で飲んだりしたいだろうに、私に気を遣っているのかもしれない
外食して帰ってくることだって珍しい
いつも、残業がない限りは決まった時間に帰ってきて、帰る時間が定まらない私をまっていてくれる
蓮は、私を守ると両親に誓ったことで、それに囚われているんじゃないか
蓮は昔から責任感が強いから、私がいくらめんどくさいやつでも心を殺して面倒を見てくれているんだろうか
そろそろ私は「親離れ」ならぬ「蓮離れ」をしなくてはならないのかもしれない
私が成長したところを蓮に見せなきゃ!
でも、何をしたらいいんだ?