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嫌いじゃなかったの!?
第4章 3ページ目。



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「僕の頭重たくなかったですか?ほんとすいません」


佐伯さんは申し訳なさそうな顔でそう言った


「私も寝てしまっていたのであまり感じませんでしたよ。というか私も、お疲れなのに話し込んでしまって申し訳なかったです…」


新幹線から降りて改札を通る



それにしても、新幹線の京都に着いたという車内放送で目を覚ました私は隣でまだ寝ている佐伯さんを控えめに揺さぶり、目を覚ました時の佐伯さんの寝起きの顔はいつもとは異なった、あどけない表情をしていて可愛かったなぁ


その後、現在の状況に気づいた佐伯さんは気のせいか、すこし頰を赤くして謝ってきたが、すぐにいつもの作られた表情に戻ったが


佐伯さんは謝った私に、


「いえ、次の日朝が早いことがわかっていたのに夜遅くまで寝れなかった自分が悪いんです。あ、喉乾いてませんか?お詫びに買ってきます」


ここで待っててください


と言い残して私を「待ち合わせに」と書かれた柱のそばに置いて、自販機がある方へ行ってしまった


なんであんなに急いでいたんだろう?


さっきの佐伯さんの様子は、今はとにかくこいつから離れたい、というような様子ではなかっただろうか?





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