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嫌いじゃなかったの!?
第5章 4ページ目



パソコン作業に没頭していると後ろでバスルームの扉の開く音がした


約20分だろうか


そういえば蓮も20分くらいで上がってくる


やっぱり男性のバスタイムは短いなぁ


髪短いから余計だろうね


なんてことを考えていたら


「お先に失礼しました」


と声がした


私はその方向を振り向くと、そこには黒のスウェットに白のTシャツを着た佐伯さんが立っていた


髪はまだしっとり濡れていて、頰は少し赤い


何よりも色気がすごい


なんなんだこの溢れ出る色気は


私はなんだか照れてしまって佐伯さんから目を離して


「あ、じゃあ次私失礼しますね」


と言って私のお風呂セットを持ってバスルームに向かう




佐伯さんとすれ違った時、いつもの柔軟剤の香りと優しい匂いがした



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