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嫌いじゃなかったの!?
第5章 4ページ目






最初、自分の唇に何が触れたのかわからなかった


しかし、自分の唇に触れたのが佐伯さんの唇だと気付き突然顔が熱くなるのを感じる


すると、佐伯さんは意地悪な笑みを浮かべて


「なんで顔赤くなってんの?真嶋さんが可愛いのが悪いんすよ?」


そう言った


「さ、佐伯さん!?何言ってるんですか!?というか何やってるんですか!?」


私がそう言うと不機嫌そうな顔になって、今度は荒々しく口づけをしてくる


ついばむように、リップ音を立てて私の唇を弄ぶ


そして、次の瞬間、私のわずかに開いた唇の隙間から佐伯さんの唇がにゅるりと入り込んできた


「!?」


私は驚いて佐伯さんの胸板を押した


だけどその行為も佐伯さんの舌使いによって困難になる


佐伯さんの舌が私の舌と絡み合い口の中を犯してくる


「んっ…ふぁっ…ん…」


勝手に声が出てしまう


口だけなのに、まるで全身を愛撫されているような感覚…


体に力が入らない


佐伯さんの舌が私の上顎をなぞる


「んっ…さふぇき…さんっ…んっ」


背筋がぞわぞわと粟立つ



体が痺れて立っていられない


逃れようにも、股に差し込まれた足で私は身動きも出来ない



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