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嫌いじゃなかったの!?
第5章 4ページ目
ついしゃがみ込んでしまいそうになった時、佐伯さんの腕が腰に回され抱きしめられる
なんでだろう。怖いと感じない。
「なんでそんな可愛い声出すの?そんなに俺の理性を乱したいの?」
悩ましげな声が耳元でする
低くて心地の良い声が耳から体に入って私の体に馴染んでいく
「あ、あの、私何かしましたか?怒ってますか?」
私がそう聞くと、佐伯さんの舌が私の耳を這う
「ぅあ…だ、ダメです…佐伯さんっ…」
「ダメなら本気で抵抗して、俺を押し倒してでも俺から逃げろよ」
そう言ってまた佐伯さんの生温かい舌が耳の中に入り蠢く
そんなに淫靡に舌を動かしておいて、私を快楽へ導いておいて逃げろなんてよく言えるものだ
私の体はもう佐伯さんに支えられていないと立てないくらいに力が抜けている